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口パクはアイドルとして許されるのか?







近年、アイドルの音楽を中心に、
「口パクは許せない」という論調が蔓延している。


やり玉の筆頭に挙げられるのは、AKB関連だが、
ネット社会の中、歌番組を逐一チェックされ、


「今日は口パクだった」
「いや、生歌だった」
「かぶせだろ」


などと論評されるのだから、アイドルも、
楽な職業とは言えないものだ。


いったい、いつの時代から口パクは存在して、
叩かれるものになったのだろうか。


かつては、


「トップテン」
「ベストテン」
「ヒットスタジオ」


など、音楽番組と言えば、生中継番組が主流を占めていた。


バラエティ番組でも、生歌を披露する機会が多かったし、
歌詞間違いなどのハプニングも、番組の1つの魅力だったと言える。


「歌は下手だけど一生懸命歌う姿が可愛い」などと、
歌の下手さが、魅力に繋がるケースもあったのである。


一方、例えば、「ドリフ大爆笑」の歌唱コーナーの様に、
当時から口パクで放送されている番組も、少なくはなかった。


それでも、当時は口パクがそれほど、
問題視されることはなかったのである。


現在の様に激しい踊りを伴う曲が多い中では、
生歌で歌えと言っても、そもそも無理な曲が多い。


また、録音技術が発達し、どうとでも声を作れる、
時代においては、どうしても生歌にこだわる人の場合は、
CD音源すら聴けないという、理屈にも繋がる。


知られていないだけで、演歌の大御所でも、
歌謡ショーで口パクを行っていることがある。


しかも、低音の部分は自分で歌い、
高音は口パクという装置にも、金をかけたものだ…


あまり口パクかどうかを気にするよりも、
好きだと思えば聴き、嫌いなら聴かない。
それでいいのではないだろうか。